年末調整2026で何が変わる?178万円の壁と扶養136万円、減税はいくら【減税額シミュレーター付き】

年末調整2026で何が変わる?178万円の壁と扶養136万円、減税はいくら【減税額シミュレーター付き】 マネー・暮らし
2026年10月7日時点の情報です

2026年(令和8年)分の年末調整は、税制改正で控除額が大きく変わる年です。基礎控除と給与所得控除が引き上げられ、所得税がかからない年収のラインは160万円から178万円へ。家族を扶養に入れられる年収の目安も123万円から136万円に上がります。

この記事では、何がいつから変わるのかを図と表で整理し、年収を入れると2025年分と比べて所得税がいくら変わるかの目安がわかるシミュレーターを用意しました。

3行でわかる要点
  • 改正は2026年12月1日施行・2026年分の所得税から適用。1〜11月の給与は旧ルールで天引きされ、12月の年末調整でまとめて精算される。
  • 基礎控除は合計所得489万円以下なら最大104万円、給与所得控除の最低額は74万円に。合わせて178万円の壁。
  • 扶養控除などの対象になる家族の給与収入の上限は136万円以下に。2026年・2027年分は特例を含む金額のため、2028年分から再び変わる予定。

年末調整2026の主な変更点

項目2025年分2026年分
基礎控除(合計所得132万円以下)95万円104万円
基礎控除(132万円超〜336万円以下)88万円104万円
基礎控除(336万円超〜489万円以下)68万円104万円
基礎控除(489万円超〜655万円以下)63万円67万円
基礎控除(655万円超〜2,350万円以下)58万円62万円
給与所得控除の最低額65万円74万円(本則69万円+特例5万円)
所得税がかからない給与収入の上限160万円178万円
扶養控除などの対象になる家族の給与収入123万円以下136万円以下

2026年分の基礎控除は「本則62万円+特例」の形で、特例部分は2026年分と2027年分に限った措置です。2028年分からは特例の対象が合計所得132万円以下に絞られる予定と案内されています。住民税の基礎控除(43万円)は今回の引き上げの対象外です。

図解:178万円の壁のしくみ

所得税がかからない年収ライン(給与のみの場合) 2025年分 基礎控除 95万円 給与所得控除 65万円 160万 2026年分 基礎控除 104万円 給与所得控除 74万円 178万円 1〜11月は旧ルールで源泉徴収 → 12月の年末調整で新ルールに精算 減税分は年末調整の還付(12月か翌1月の給与など)で戻るのが一般的
税理士事務所・給与ソフト各社の解説(財務省の税制改正資料に基づく)をもとに作成。

所得税はいくら変わる?減税額シミュレーター

🧮 年収を入れると、2025年分と2026年分の所得税(目安)を比べます

給与収入のみ・ほかの控除(扶養控除、生命保険料控除など)なしで計算した目安です。年末調整で使う簡易な計算表との端数の差、所得金額調整控除なども考慮していません。実際の金額は勤務先の年末調整や国税庁の案内で確認してください。

年収別の早見表(社会保険料を年収の15%とした場合)

給与年収2025年分の所得税2026年分の所得税差(目安)
200万円約3,500円0円約3,500円減
250万円約21,100円約13,000円約8,100円減
300万円約35,200円約27,000円約8,200円減
400万円約65,300円約57,100円約8,200円減
500万円約117,900円約90,300円約27,600円減
600万円約184,200円約147,500円約36,700円減
700万円約282,300円約274,100円約8,200円減
800万円約435,400円約427,200円約8,200円減

合計所得が336万円〜489万円の層(給与年収でおおむね500万〜600万円台)は、基礎控除の上乗せ幅が36万円と大きいため、減税額も大きくなりやすいのが特徴です。社会保険料をいくら払っているかで結果は変わるので、源泉徴収票の金額を入れて試してみてください。

扶養している家族がいる人のチェックポイント

  • 家族の年収136万円以下:配偶者控除・扶養控除などの対象になる家族の合計所得の要件が58万円以下から62万円以下に上がり、給与収入では136万円以下が目安になります。
  • 扶養控除等申告書を早めに確認:年末調整の書類は、勤務先から10月〜11月ごろに配られることが多いです。家族の見込み年収を記入する欄があるので、今年の収入を確認しておきましょう。
  • 19〜22歳の子ども:大学生年代の子には「特定親族特別控除」など別のルールがあります。アルバイト収入が多い場合は国税庁の案内で確認を。
  • 住民税・社会保険の扶養は別:所得税の壁が上がっても、住民税の非課税ラインや、社会保険の扶養(130万円の壁など)は別の基準です。
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2026年分は控除額が変わる年です。図解の多い解説書があると、源泉徴収票の見方や扶養のルールを落ち着いて確認できます。

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よくある質問

減税分はいつ戻ってくる?

1〜11月の給与は改正前のルールで所得税が天引きされているため、12月の年末調整で2026年分の正しい税額に精算され、差額が還付されるのが一般的です。還付のタイミング(12月か翌年1月の給与など)は勤務先によって異なります。

パート年収170万円なら所得税はかからない?

給与収入だけで、ほかに所得がなければ、2026年分は178万円以下なので所得税はかからない目安です。ただし住民税や社会保険料は別の基準なので注意してください。

2026年は定額減税がある?

2024年に行われたような定額減税は、2026年分の年末調整には含まれていません。

年末調整がない人(自営業など)は?

2026年分の確定申告(2027年2〜3月)で新しい基礎控除が適用されます。給与所得控除は給与収入がある人が対象です。

2027年以降も178万円のまま?

特例部分は2026年分・2027年分の措置とされ、2028年分からは特例の対象が合計所得132万円以下に絞られる予定です。最新の制度は国税庁・財務省の発表で確認してください。

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