細野豪志防災担当大臣が、11月2日の防災庁発足にあわせて全国民に「緊急要請」を出す考えを示し、「何が起きるの?」と話題になっています。
この記事では、緊急要請の中身と防災庁のしくみを図解し、家族の人数から水・食事・トイレの必要量がすぐわかる備蓄計算ツールを付けました。
- 防災庁は2026年11月2日に発足。長は首相で、防災大臣が事務を統括、352人体制でスタート
- 発足日に政府が出す「緊急要請」は、食料・水・トイレを最低3日分、できれば1週間分備えるよう求める内容
- 特定の日に災害が起きるという発表ではなく、南海トラフ地震など「国難級」の災害への備えを促すもの
細野大臣の「緊急要請」とは?何を求めている?
報道によると、細野大臣は10月26日、フジテレビ系のニュースYouTube番組に出演し、防災庁の役割について語りました。その中で、発足日の11月2日に政府として全国民に「緊急要請」を出し、食料・トイレ・水を最低3日分、できれば1週間分用意するよう呼びかける方針を示しました。
大臣は南海トラフ地震や首都直下地震のような「国難級」の災害への対応を防災庁の最も重要な仕事と位置づけ、「別次元の備え」が必要だと述べています。2026年7月の熊本地震で避難所の床で長く寝泊まりする人が出たことにも触れ、トイレ・温かい食事・ベッド・風呂(TKBB)を確保する取り組みを進める考えも示しました。
防災庁とは?しくみを図解
防災庁は、内閣府の防災部門を改組して内閣に置かれる新しい役所です。防災庁設置法は2026年7月17日に公布され、政府は9月25日に発足日を11月2日と閣議決定しました。災害が起きる前の「事前防災」から、発生時の対応、復旧・復興、被災者や被災自治体の支援までを一体で担う「司令塔」とされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発足日 | 2026年11月2日(月) |
| 長 | 内閣総理大臣(事務は防災大臣が統括) |
| 体制 | 352人でスタート、局長級の統括官4人、副大臣・政務官・事務次官 |
| 主な権限 | 関係行政機関の長への勧告(受けた側は尊重する義務) |
| 主な仕事 | 防災の基本方針・計画、大規模災害対応の総合調整、事前防災、被災者・自治体支援、南海トラフ地震などの対策 |
| 地方組織 | 地方機関「防災局」を公布日から2年以内に置く |
| その他 | 中央防災会議を内閣府から移管、防災大学校(仮称)を置けるように |
細野大臣は勧告権について「抜かずの宝刀」にしてはならないと述べ、自治体だけでは対応しきれない災害では都道府県や国が前に出る必要があるとの考えも示しています。
備蓄の目安|水・食事・トイレは何人分いる?
自治体の防災ページでは、次のような目安が示されています。家族全員分を「最低3日、できれば1週間」用意するのが基本です。
| 品目 | 1人1日の目安 | 3日分 | 7日分 |
|---|---|---|---|
| 飲料水 | 3リットル | 9リットル | 21リットル |
| 食事 | 3食 | 9食 | 21食 |
| 携帯・簡易トイレ | 5回 | 15回 | 35回 |
トイレを我慢するために水や食事を減らすと体調を崩す原因になるため、トイレの備えは水・食料とセットで考えることがすすめられています。
【計算ツール】わが家の備蓄はどれくらい必要?
たとえば3人家族で1週間分なら、水63リットル(2リットルのペットボトル32本)、食事63食分、携帯トイレ105回分が目安です。いきなり全部そろえるのが難しければ、普段食べている物を少し多めに買って使った分を買い足す「ローリングストック」で少しずつ増やす方法もあります。
11月2日に向けて、いまからできること
- 家にある水と食料を数える:上のツールで不足分を確認
- 携帯トイレを人数×日数分:見落としやすい品目です
- 家族の常備薬・眼鏡・乳幼児用品など、家庭ごとに必要な物を確認
- 自治体のハザードマップで避難場所や在宅避難が可能かを確認
- 公式情報の入手先(政府・自治体のSNSや防災アプリ)を決めておく
11月2日に出る緊急要請の正式な文面や詳しい内容は、首相官邸・防災庁(発足前は内閣府防災)の発表で確認してください。
よくある質問
11月2日に何か災害が起きるの?
いいえ。11月2日は防災庁の発足日で、その日に政府が備えを呼びかける「緊急要請」を出す予定という意味です。特定の日に災害が起きると発表されたわけではありません。
備蓄は何日分あればいい?
細野大臣は最低3日分、できれば1週間分としています。水は1人1日3リットル、トイレは1人1日5回が目安です。
防災庁のトップは誰?
長は内閣総理大臣で、防災大臣が事務を統括します。
復興庁とはどう違う?
復興庁は東日本大震災と原発事故からの復興を引き続き担当します。防災庁は災害全般の事前防災から復旧・復興までを担う司令塔です。

