アパレルブランド「ABAHOUSE」などを展開するアバハウスインターナショナルは、社内システムへの不正アクセスにより、会員・購入者の個人情報が漏えいした可能性があると発表しました。実際の注文内容と一致する「返金」をかたる不審なメールが顧客に届いたことで発覚しています。
この記事では、公式のお知らせと報道をもとに対象になる人・漏れた可能性のある情報・やることを整理し、届いたメールが怪しいかどうかを点検できる判定ツールを用意しました。
- 9月27〜28日に不正アクセス。会員ID・氏名・住所・電話番号・メールアドレス・生年月日・性別・注文情報が漏えいした可能性。
- 退会済みの人も対象になりえます(取引記録を法令に基づき保管していたため)。カード番号・セキュリティコードは決済代行会社の管理で対象外。
- 本物の注文内容を書いた「返金」「欠品」メールが詐欺に使われています。リンクやLINE誘導には応じず、公式サイトのマイページで確認を。
何が起きた?発表までの流れ
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 9月27日(日)〜28日(月) | 深夜から朝にかけて社内システムに不正アクセス |
| 9月28日(月) | 顧客から「注文内容と一致する不審な返金メールが届いた」との連絡が相次ぎ、調査開始 |
| 10月2日(金) | 対象の顧客へ個別に通知 |
| 10月3日(土) | 公式サイトでお知らせを公表。個人情報保護委員会へ報告 |
報道によると、不正ログインをきっかけにシステムの弱点が悪用され、データベースにアクセスする不正なプログラムが仕込まれたとされています。漏えい件数は公表されていません(10月6日朝時点)。
漏れた可能性がある情報を図解
今回の特徴は、注文内容まで漏れた可能性があることです。「○月○日にご注文の△△(□□円)が欠品のため返金します」のように、本当に買った商品名や金額が書かれたメールが届くと、本物と信じてしまいやすくなります。
届いたメールは怪しい?判定ツール
点数は報道・公式発表で挙げられた手口をもとにした目安です。ツールの判定に関係なく、お金や個人情報が絡む連絡は公式の窓口で確認してください。
今やることチェックリスト
- 注文状況は公式サイトのマイページで確認:メールのリンクから開かない。
- ログインパスワードの変更:会社は会員サービスのパスワード変更を呼びかけています。同じパスワードを他で使っている場合はそちらも変更を。
- カードの利用明細を確認:カード番号は対象外ですが、身に覚えのない請求がないか念のため確認。
- 住所・生年月日も対象:郵便物や電話での「本人確認」をかたる連絡にも注意。
- 被害に遭ったら:カード会社・金融機関に連絡し、警察相談専用電話#9110、消費者ホットライン188へ。
佐川急便・焼肉きんぐなど最近の漏えいとの違い
| 事案 | 住所 | 生年月日 | 注文・利用内容 |
|---|---|---|---|
| アバハウス | 含む | 含む | 含む(商品名・金額) |
| 焼肉きんぐ(アプリ) | 含まない | 含まない | 含まない |
| 佐川急便 | 含む | — | 荷物の送り主・届け先 |
件数は焼肉きんぐのほうがはるかに多いものの、漏れた情報の「中身の濃さ」ではアバハウスの事案のほうが詐欺に悪用されやすい内容です。
よくある質問
自分が対象か確かめる方法は?
会社は10月2日に対象の顧客へ個別に通知したとしています。登録メールアドレスの受信箱(迷惑メールフォルダも)を確認してください。ただし通知が見当たらなくても対象外とは限らないため、心配な場合はカスタマーサポートセンターへ公式サイトから問い合わせを。
退会していても対象ですか?
対象になりえます。法令に基づき取引記録を保管していたため、退会済みの人にも連絡しているとされています。
カードを止める必要はありますか?
カード番号とセキュリティコードは決済代行会社の管理で、今回の対象外です。不審なサイトにカード情報を入力してしまった場合のみ、すぐにカード会社へ連絡してください。
何件漏れたのですか?
10月6日朝時点で件数は公表されていません。

