2026年9月23日時点の情報です
日本銀行は2026年9月18日の金融政策決定会合で、政策金利を1.0%程度から1.25%程度へ引き上げると決めました。約31年ぶりの高い水準です。
「変動金利の住宅ローンはいつから、いくら上がるの?」という疑問に、図解と返済額シミュレーターでお答えします。
3行でわかる要点
- 政策金利が 0.25%上がり1.25% に。変動金利の住宅ローンも同じくらい上がる見込み
- すでに借りている人の返済に響くのは、多くの銀行で2027年7月ごろから
- 3,000万円・残り30年・金利0.9%なら、0.25%の上昇で月およそ3,500円の負担増(下のツールで計算できます)
何が決まった?日銀の利上げをざっくり解説
政策金利は、銀行どうしが短期でお金を貸し借りするときの金利の目安です。日銀はこれを1.0%程度 → 1.25%程度に引き上げました。物価の上昇が続いているため、お金を借りにくくして景気の過熱を抑えるのがねらいです。
同じ日に発表されたお米の平均価格(5kgあたり2,971円・2年ぶりの安値)のように値下がりしている品目もありますが、全体では物価高が続いていると判断されました。
住宅ローンに届くまでの流れ【図解】
いつから上がる?時期の目安【タイムライン】
住宅ローン比較サービスのモゲチェックによると、今回の利上げ分はまだどの銀行にも反映されておらず、次のようなスケジュールが見込まれています。
返済額シミュレーター:月いくら増える?
ローン残高・残りの年数・今の金利を入れると、金利が上がったときの毎月の返済額(元利均等返済)を計算します。
🧮 住宅ローン 金利上昇シミュレーター
残高別の早見表(残り30年・金利0.9%→1.15%)
| ローン残高 | 今の毎月返済 | 上昇後 | 月の増加額 |
|---|---|---|---|
| 2,000万円 | 約63,400円 | 約65,700円 | 約+2,300円 |
| 3,000万円 | 約95,100円 | 約98,600円 | 約+3,500円 |
| 4,000万円 | 約126,800円 | 約131,400円 | 約+4,600円 |
| 5,000万円 | 約158,500円 | 約164,300円 | 約+5,800円 |
「5年ルール」「125%ルール」って何?
変動金利でも、すぐに返済額が上がらない仕組みがあります。
| ルール | 中身 | 注意点 |
|---|---|---|
| 5年ルール | 金利が上がっても、毎月の返済額は5年間変えない | 返済額の中で利息の割合が増え、元本が減りにくくなる |
| 125%ルール | 5年ごとの見直しでも、返済額は前の1.25倍までしか上げない | 払いきれなかった利息が最後にまとめて残ることもある |
ネット銀行などでは、このルールがなく金利の見直しがすぐ返済額に反映されるローンもあります。契約書か銀行のマイページで確認しておきましょう。
いまからできる対策3つ
- 自分の銀行の見直し時期を確認する:年2回(4月・10月)の見直しが一般的です。通知が来る時期を把握しておきます。
- 家計に「月+5,000円」の余裕をつくっておく:今回のような0.25%の利上げがもう1回あっても慌てずにすみます。
- 借り換え・固定金利への切り替えは慎重に:固定金利との差はまだ大きく、今すぐ固定に移ると返済額が大きく増えることがあります。手数料も含めて比べましょう。
よくある質問
Q. 固定金利で借りている人にも影響はありますか?
契約中の固定金利は変わりません。これから新しく借りる人の固定金利は、長期金利の動きで決まります。
Q. 預金の金利は上がりますか?
過去の利上げでは、大手銀行が普通預金の金利を引き上げました。今回も各行の発表を確認してください。
Q. これからも利上げは続きますか?
日銀は物価と景気を見ながら判断します。モゲチェックは「政策金利は2%前後を上限に上下するサイクルに落ち着く」と予想していますが、確実なことは誰にもわかりません。

