メール配信サービス「ブラストメール」(株式会社ラクスライトクラウド)が不正アクセスを受け、契約者の情報と、一部の契約者が使っていた配信先リスト(メールマガジンの宛先など)が持ち出されました。新聞社のメール会員や自治体のメール配信など、影響を公表する組織が毎日のように増えています。この記事では、主な影響先を一覧とフィルターで探せるようにし、受け取る側が気をつけることをまとめました。
- 10月21日0時30分ごろからブラストメールは停止中。再開時期は未定
- 全契約者の会社名・担当者名・連絡先などと、一部契約者の配信先リストが持ち出された。漏えいを確認した契約は344件(10月24日時点)
- メールを受け取っていた側は、その組織を名乗る不審なメールに注意。クレジットカード番号の漏えいは確認されていない
何が起きた?時系列
| 日時 | できごと |
|---|---|
| 10月21日 0:30ごろ | ブラストメールの管理画面・配信などが停止。ラクスが不正アクセスを公表 |
| 10月22日 | 配信先情報の漏えいがわかった契約者への個別連絡が始まる。新聞社や自治体の公表が相次ぐ |
| 10月23日 | 配信先などの漏えいを確認した契約を288件と公表。東京都なども公表 |
| 10月24日 | 漏えい確認の契約が344件に増加(56件追加) |
| 10月27日時点 | サービス再開の時期は未定 |
ITmedia NEWSによると、攻撃者はAPI用のサーバー2台に侵入してコマンドを実行し、販売管理システムやサービスのデータベースに接続して情報を持ち出しました。侵入の詳しい経路は調査中です。
漏れた情報の範囲を図で確認
主な影響先を探す(フィルター)
各組織の公表や報道で、影響が明らかになった・可能性があるとされた主な組織です。件数は組織ごとに「登録者数」「最大の候補数」など意味が違うため、足し合わせることはできません。
受け取っていた側が気をつけること
1. その組織を名乗る不審なメールに注意
漏れたのは主にメールアドレスなので、心配されるのは「なりすましメール」や迷惑メールです。影響を公表した組織の多くも、自分たちを名乗る不審なメールに注意するよう呼びかけています。
- メール内のリンクからログインしたり、カード番号を入力したりしない
- 「当選」「アカウント停止」「お詫びの返金」など、急がせる内容は特に疑う
- 確認したいときは、ブックマークした公式サイトやアプリから開く
2. パスワードは漏れていない?
今回の発表で漏えいが示されているのは、契約者情報と配信先リストです。各組織のサービスのパスワードが漏れたとは発表されていませんが、同じパスワードを使い回している人は、この機会に変えておくと安心です。
3. メールマガジンが届かないのは停止の影響
ブラストメールは10月21日から停止しているため、これを使っていた組織のメールマガジンや自治体のお知らせメールが届かなくなっている場合があります。別の方法で配信を再開した組織もあるので、届かないときは各組織のサイトで確認してください。
送る側(契約していた企業・自治体)がやること
- 提供元からの個別連絡の有無を確認する(配信先の漏えいがあった契約には個別に連絡)
- 漏えいが確認された場合は、配信先の人への通知と、必要に応じた個人情報保護委員会への報告を検討する
- 担当者の連絡先も漏れているため、担当者あてのなりすましメール(請求書・支払い変更など)にも注意する
よくある質問
ブラストメールはいつ再開しますか?
2026年10月27日時点で再開時期は未定です。最新情報はラクス・ラクスライトクラウドの発表を確認してください。
クレジットカード番号は漏れましたか?
ITmedia NEWSによると、クレジットカード番号の漏えいは確認されていません。
自分の情報が漏れたかどうか、どうやって確認できますか?
ブラストメールを使っていた組織(メールマガジンの送り主など)が、それぞれ公表や個別連絡をしています。登録しているサービスの公式サイトのお知らせを確認してください。
344件とは何の数ですか?
配信先リストなどの漏えいが確認された「契約」の数です。メールアドレスの数や被害者の人数ではありません。

