変動金利はいつ上がる?日銀1.25%で住宅ローン返済額はいくら増える【返済額計算機付き】

変動金利はいつ上がる?日銀1.25%で住宅ローン返済額はいくら増える【返済額計算機付き】 マネー・暮らし
2026年10月23日時点の情報です

「変動金利」の検索が急増しています。日本銀行が2026年に入って利上げを重ね、政策金利は9月18日に年1.25%程度へ引き上げられました。住宅ローンを変動金利で借りている人にとって気になるのは、「自分の金利はいつ上がるのか」「返済額はいくら増えるのか」です。

見直しの仕組みを図解し、金利が上がったときの返済額を計算できるツールを用意しました。

3行でわかる要点
  • 日銀の政策金利は6月に1.0%、9月18日に1.25%へ。約31年ぶりの高い水準
  • 多くの銀行は年2回(4月1日・10月1日)に金利を見直す。ただ反映される返済月や上げ幅は銀行や契約で違う
  • 3,500万円・35年なら、金利0.25%の上昇で毎月約4,000円の増加が目安。「5年ルール」「125%ルール」の有無も契約書で確認を

2026年の日銀の利上げをおさらい

時期政策金利(短期金利の誘導目標)
2026年6月の会合年1.0%程度へ引き上げ
2026年9月17・18日の会合年1.25%程度へ引き上げ(約3カ月ぶり、1995年以来の高水準)

変動金利の住宅ローンは、多くの場合、銀行の「短期プライムレート(短プラ)」に連動する基準金利をもとに決まります。日銀が利上げすると、銀行は短プラを引き上げ、それが基準金利を通じて住宅ローンの金利に反映されていく、という流れです。

日銀の利上げが返済額に届くまで(一般的な例) ① 日銀が利上げ9/18に1.25%へ ② 短プラ引き上げ利上げの1〜2カ月後が多い ③ 基準日で見直し毎年4/1と10/1 ④ 適用金利が変わる反映月は銀行で異なる ただし元利均等返済で「5年ルール」がある契約は… 金利が上がっても毎月の返済額は5年間そのまま(利息の割合が増え、元金の減りが遅くなる) 5年ごとの見直しで増える場合も、新しい返済額は前回の1.25倍まで(125%ルール)
利上げから返済額の変化までの一般的な流れ。実際の仕組みは契約によって異なります

変動金利はいつ上がる?見直しのタイミング

多くの銀行は、毎年4月1日と10月1日の基準金利をもとに、住宅ローンの適用金利を見直します。基準日より後に短プラが上がった場合は、次の基準日まで反映されないのが一般的です。

  • 6月の利上げ(1.0%へ):多くの銀行で10月1日の見直しに反映される見込みと報じられています。
  • 9月の利上げ(1.25%へ):短プラの改定が10月1日より後になる場合、反映は2027年4月1日の見直しからという見方が一般的です。

実際に引き落とし額が変わる月(例:見直しの2カ月後から、など)は銀行によって違います。また、ネット銀行など「5年ルール」がない商品や、元金均等返済の場合は、金利が変わるとすぐに返済額も変わります。自分のローンの仕組みは、契約書や銀行のマイページで確認しましょう。

返済額はいくら増える?計算機

🧮 変動金利 上昇シミュレーター(元利均等・ボーナス払いなし)

※概算です。残高・期間はそのまま、新しい金利で残りを返す前提で計算しています。実際の返済額は銀行の計算方法や端数処理で変わります。

早見表:金利ごとの毎月返済額

借入額・期間ごとに、金利が変わらない前提で計算した毎月の返済額です(元利均等、ボーナス払いなし)。

適用金利残高3,000万円・残り30年借入3,500万円・35年
0.5%約89,757円約90,855円
0.75%約93,086円約94,775円
1.0%約96,492円約98,800円
1.25%約99,976円約102,930円
1.5%約103,536円約107,165円
2.0%約110,886円約115,942円

0.25%ずつ上がるごとに、3,000万円・30年で毎月約3,300〜3,600円、3,500万円・35年で毎月約3,900〜4,200円増える計算です。

「5年ルール」と「125%ルール」とは

ルール中身注意点
5年ルール金利が変わっても、毎月の返済額は5年間変えない中身は利息が増え、元金の減りが遅くなる
125%ルール5年ごとの見直しで返済額が増える場合、前回の1.25倍が上限利息が免除されるわけではない。未払利息が残ると最後に一括返済が必要になることも

これらは大手銀行の多くが採用している仕組みですが、ネット銀行などルールがない商品もあります。元金均等返済の場合も、金利の変更がすぐ返済額に反映されます。

金利上昇に備えてできること

  • 自分の契約を確認:適用金利、見直し時期、5年・125%ルールの有無、優遇幅(引き下げ幅)が続く期間。
  • 計算機で「1%上がったら」も試す:家計に余裕があるかを確認しておくと、慌てずに済みます。
  • 繰り上げ返済や借り換えは慎重に:手数料や諸費用、手元資金とのバランスがあります。銀行や専門家に相談し、試算を比べてから判断しましょう。
この記事は一般的な仕組みの解説で、特定の金融商品や行動をすすめるものではありません。実際の金利・返済額は、ご自身の契約内容と金融機関の案内でご確認ください。

よくある質問

9月の利上げで、自分の変動金利はすぐ上がりますか?

多くの銀行は4月1日と10月1日に見直すため、すぐには上がらないのが一般的です。9月の利上げ分は2027年4月の見直しからという見方が多いですが、銀行や契約によって異なります。

返済額が変わらないなら、影響はないのですか?

5年ルールで返済額が同じでも、利息の割合が増えて元金の減りが遅くなります。5年後の見直しで返済額が増える可能性があります。

125%ルールがあれば安心ですか?

返済額の急な増加は抑えられますが、利息が免除されるわけではありません。払いきれなかった利息は未払利息として残り、最終回にまとめて支払う必要が出ることがあります。

固定金利に借り換えたほうがいいですか?

固定金利も上昇しており、借り換えには諸費用がかかります。一概には言えないため、複数の金融機関で試算を比べ、必要に応じて専門家に相談してください。

計算機の結果と銀行の返済予定表が違います

計算機は概算です。銀行は端数処理や返済日、優遇条件などを反映して計算するため、正確な金額は銀行の返済予定表で確認してください。

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