Sarashinaとは?無料の国産AIの始め方と6モデルの違い、注意点【モデル診断付き】

Sarashinaとは?無料の国産AIの始め方と6モデルの違い、注意点【モデル診断付き】 テック・AI
2026年10月16日時点の情報です

ソフトバンクグループのAI開発会社SB Intuitions(エスビー・インチュイションズ)が、国産の生成AI「Sarashina(サラシナ)」を無料で試せる「Sarashinaサービス」の無償ベータ版を10月13日に公開しました。Googleアカウントがあれば、事前の申し込みなしで使えます。

「何ができるの?」「ChatGPTと何が違う?」「6つあるモデルはどれを使えばいい?」を表と図で整理し、やりたいことを選ぶと合うモデルがわかる診断ツールを付けました。

3行でわかる要点
  • Sarashinaサービスは10月13日公開の無償ベータ版。Googleアカウントでログインするだけで無料
  • ブラウザのチャット(対話・Web検索・文章作成・日英翻訳)と、開発者向けの6モデルのAPIがある
  • 一定時間あたりの回数制限あり。入力データは品質改善に使われる場合があるので機密情報は入れない

Sarashinaとは?

Sarashinaは、ソフトバンク子会社のSB Intuitionsが開発している日本語に強い大規模言語モデル(LLM)です。今回の「Sarashinaサービス」は、その最新世代「Sarashina3」シリーズを、一般の人や開発者が実際に試せるようにしたものです。

ITmedia NEWSによると、Sarashinaは日本語向けに設計したトークナイザ(文章をAIが扱う単位に区切る仕組み)を使っており、同じ日本語の文章を米国製モデルの半分程度のトークン数で表せるとしています。トークン数が少ないほど、処理が速く、APIの利用コストも抑えやすくなります。

無料ベータでできること

Sarashinaサービス(無償ベータ)の全体像 Googleアカウントでログイン チャット(だれでも) AIとの対話・Web検索 文章の作成 日本語⇔英語の翻訳 API(開発者向け) 6つのモデルを呼び出し 自社システムに組み込んで検証 回数制限(レート制限)あり
SB Intuitionsの発表と各社報道をもとに作成

使い方は大きく2つです。1つはブラウザで使うチャットで、AIとの対話、Web検索をしながらの回答、文章作成、日英・英日の翻訳が試せます。ChatGPTやGeminiのチャット画面に近い使い方です。

もう1つは開発者向けのAPIで、6種類のモデルを自分のプログラムやサービスから呼び出せます。企業がAIを「試しに使う段階」から「システムに組み込む段階」に移るのを支えるのがねらいだと、SB Intuitionsは説明しています。

6つのモデルの違い

モデル名得意なこと使い道の例
Sarashina3 mini文章生成・AIとの対話チャットボット、文章の下書き、要約
Sarashina3 nano単純なタスクを大量・高速に処理大量の文章の分類、タグ付け
Sarashina3 embedding文章をベクトル化して検索社内文書検索、RAG(検索拡張生成)
Sarashina3 rerank検索結果の並べ替え検索精度の向上
Sarashina3 guard入力テキストの安全性を判定不適切な入力のブロック
Sarashina3 translate日本語⇔英語の翻訳マニュアルやメールの翻訳

チャットとして試すだけなら、モデルの違いを意識する必要はあまりありません。APIで何かを作りたい人は、やりたいことに合わせてモデルを組み合わせるのが基本です。たとえば社内文書を検索して答えるAIなら、embedding(探す)→rerank(並べ替える)→mini(答えを書く)という組み合わせになります。

どのモデルを使う?用途別モデル診断

Sarashina 用途別モデル診断

始め方(3ステップ)

  1. Sarashinaサービスの公式サイトを開く
  2. Googleアカウントでログインする(事前申し込みは不要)
  3. チャット画面で質問や翻訳したい文章を入力する。APIを使う場合は、サイトの案内に沿って利用を始める
偽サイトに注意:検索結果や広告から開くときは、URLが公式のものかを確認してください。ログインはGoogleの正規画面で行い、Googleのパスワードを他のサイトに入力しないようにしましょう。

ChatGPT・Geminiとの違いは?

項目Sarashina(無償ベータ)海外の主要AI(一般的な無料版)
開発元SB Intuitions(日本・ソフトバンク子会社)米国企業が中心
料金無料(ベータ期間中)無料プラン+有料プラン
日本語の扱い日本語向けトークナイザでトークン数が少ない多言語対応
開発者向けAPI6モデルを無料で試せる(回数制限あり)基本は従量課金
提供期間ベータの終了時期は未定継続提供

性能をくらべた公式の比較データは、今回の発表では示されていません。日本語の自然さや回答の正確さは、実際に同じ質問を投げて比べてみるのがいちばん確実です。

使う前に知っておきたい注意点

  • 回数制限:無料ですが、一定時間あたりのリクエスト数に上限があります(具体的な数値は公式サイトで確認)
  • 入力データの扱い:AIモデルやサービスの品質向上のため、利用データを活用する場合があると明記されています。個人情報や会社の機密情報は入力しないのが安全です
  • ベータ版:提供終了の時期は未定で、内容が変わる可能性があります。業務で使う場合は利用規約を必ず確認してください
  • AIの回答は間違うことがある:数字や固有名詞、法律・お金・健康の情報は、公式情報で確かめましょう
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よくある質問

Sarashinaは本当に無料?

2026年10月13日に公開された無償ベータ版は無料です。ただし一定時間あたりのリクエスト数に上限があり、ベータの終了時期は未定です。

Sarashinaは誰が作っている?

ソフトバンク子会社のSB Intuitionsが開発している日本語に強い大規模言語モデルです。

スマホでも使える?

Webブラウザで使うチャットが提供されています。対応環境の詳細は公式サイトで確認してください。

入力した内容はAIの学習に使われる?

サービスの品質向上のために利用データを活用する場合があるとされています。機密情報や個人情報は入力しないようにしましょう。

APIは商用利用できる?

今回の発表では商用利用の条件は示されていません。利用規約を確認してください。

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