【保育士試験|解説】令和5年後期試験|社会福祉|問1

保育士試験

ここでは、令和5年後期保育士試験の問題について解説をします。

現時点では正答発表前ですので、個人の解釈として参考にしていただけます幸いです。

では、行ってみましょう!

問題|社会福祉の基本的な考え方

次のうち、日本の社会福祉の基本的な考え方に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 社会福祉における自立支援は、障害者福祉の分野ばかりでなく、高齢者福祉、子ども家庭福祉の分野にも共通の理念と考えられている。
B 私たち人間の幸福追求について、国が福祉政策によって関与することはない。
C 「日本国憲法」では、生存権を保障するため、最低限度の生活に関する基準を示している。
D 社会福祉における相談援助は、福祉サービスを必要とする人と社会資源を結びつける役割を果たす。

(組み合わせ)
  ABCD
1 ○○×○
2 ○×○×
3 ○× ×○
4 ×○○×
5 × ×○○

解答・解説

正解 3

A…○ B…× C…× D…○

A 〇 

一般的に「自立支援」というと障害者福祉におけるものをイメージする方もいるかもしれません。ですが、「高齢者福祉」「子ども家庭福祉」の分野においても自立支援が必要な場面があります。

「高齢者福祉」病気・ケガ・加齢などで介護が必要になった高齢者が、自身での自立した生活を希望する場合に、その意志を尊重し希望する生活ができるように支援する。

「子ども家庭福祉」児童自立支援施設に代表されるように、犯罪を犯した者や犯す恐れのある者や生活指導が必要な児童に対して、入所・通所の2つの手法で自立を促すための生活指導などをおこなうこと。

B × 

日本国憲法第13条に「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利」について書かれています。よって、人間の幸福追求に関して国家が関与しないということはありません。

選択肢に「~~することはない」という断言がある場合は、×である可能性が高い!

C × 

日本国憲法第25条に生存権が示されていますが、「最低限度」に具体的な基準があるわけではありません。

 〇 

相談援助とは悩みや問題を抱えている人に対して、解決のための助言や活用できるサービスなどを提示することです。

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